1月3日(その1)その日はなぜか昼間からカレーを大量に作った。お正月でずっとおもちだったので、急にカレーにしたくなったのだ。 そしてパパはロールケーキを作った。今パパはロールケーキ作りにはまってる。 「面会から帰ってきたらカレーが待ってるね♪その後はロールケーキのデザートだ!」 といつものように面会に行った。 そう、いつもと変わらない日常だった。 年末から力斗は今月の気管切開を控え、体力をつけようとミルクの量が増えた。 70cc×8回になってた。 「力ちゃん、新記録じゃん!」と家族皆で喜んでた。 どんどん元気になって、気切して、おうちに帰ろうね! その為に私は年末で仕事を辞めた。周りの皆に「力斗が退院するかも!」と言うと喜んでくれ、「寂しいけど、頑張って!」と送り出してくれた。 誰もが明るい未来を信じてたのだ。 その日の力斗は顔色が悪かった。 「なんだか異常な色だ・・・・」と私は直感した。 看護師さんに伝えても「そうですね。少し顔色が悪いですね。今日はお熱があるんですよ」としか言われなかった。 私はそれ以上言わなかった。あの時にもっと訴えてれば、先生に診てもらってれば・・・・!と今となってはとても後悔。 気づいたら何でも言うべきだった。小さなことでも何でも。 納得するまで何度も。 「力ちゃん寝たら帰ろうか」 とパパと言ってたが、なかなか寝なかったので絵本を読んだりして遊んでた。痰が上がってきたので吸引してもらって(その間廊下にいた)、終わったようなので部屋に戻ろうとしたら・・・・・ 突然看護師さんが騒ぎ始めた。 「誰か来て!」 何々??????? 私達は意味もわからず呆然としてた。 何が起こったの????? 「抜管??」と応援に来た看護師さんが叫んだが、抜管ではなさそう。 「どうしたんだろうね~?」 と、まあすぐに大丈夫になるだろうと私達は楽観してた。 そのうち先生が来て、心臓マッサージをし始めた。 心臓マッサージ?????? ただ事ではない事を悟った。 そして病室から出ててくださいと言われ、待合室で待つことになった。 ジャンル別一覧
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